祖父にあてた手紙。脳梗塞で倒れた―。84歳だった。 去年の12月、なくなった後、書いた手紙だ。 ----------------------- ありがとう。 素直にそう思います。 去年の年末、おじいちゃんが亡くなってしまい、僕は、とても後悔しました。 生きている時、もっと僕はしてあげるべきでした。 もう一度、会いたいと、何度悔やんでも、どうしようもなく、何度も悩みました。 だけど僕はおじいちゃんが「後悔しないように生きろ」と言ってくれたことを思い出し、毎日本気でがんばっています。 夢に向かってがんばっていれば、きっとおじいちゃんは喜んでもらえると僕は信じています。 おじいちゃんが亡くなった時、お母さんがこう話してくれました。 「おじいちゃんは僕が生まれてからというもの、パチンコなどに遊びに行っていたのをやめて、僕の面倒をよくみるようになったんだよ」と。 僕はその時、自分がとても幸せだと思いました。 こんなにも面倒をみてくれて、愛してくれる人がいたことを。 とても涙が出てきました。 感謝ばかりしています。 いつも自分のことよりも家族を考えて、元気で仲良く暮らせている事がどんなに大切なことかをわかっている人でした。 おじいちゃんは後悔のない人生を送った人だと思いました。 僕はそんなおじいちゃんを尊敬しています。 そして、僕も後悔のない人生にしようと決意しました。 これからは僕を見守っていてください。 僕は後悔しないようにがんばりますから。 |